前回の続き、ポーランド『藝展』に出展させて頂いた作品を
ご紹介させて頂きますね。
原爆ドームをモチーフに制作した『宝箱~平和への祈り~』。
カルトナージュとセラフィオーレのコラボ作品です。
では、どんな構造になっているのかご紹介させて頂きますね。
まずは中央前後それぞれに引き出しがあり、内底はキルト綿付きで
ふっくらさせています。
こちらは両サイドの引き出し。シルバーの取っ手部分は緩いカーブにしています。
中央の塔は3段の箱になっていて、原爆ドームで印象的な屋根の部分には
平和への祈りを込めて折り紙で作ったゴールドとシルバーの鶴を。
蓋を取ると、、、フェアリーモチーフのカメオをアクセントに。
こちらは2段目。
一番下の3段目。
内箱が取り外せます。
そしてこちらの3段の塔、取り外すことが可能なので、3段の塔と
本体を別々に使用することも可能です。
塔は本体にのせてズレないよう、ピッタリの形状で埋め込めるようにしています。
また、中央の塔の両サイドに見えるシルバーの取っ手は上に引き出して頂く
タイプの引き出し。
ピアスが好きな位置で引っ掛けられるようにしています。
ちなみにこのピアスも折り鶴のピアスなんです♪
こちらの作品で使用した柄布はUSAコットン。
黒の無地部分はサテンとコットンの生地を張り分けて使用、金具類は
控えめにシルバー系で統一致しました。
以上が作品のご紹介となります。
4/9 – 21で開催された『藝展』ですが、今回の会場はというと、
ポーランドのべルサイユ宮殿にも似た庭園を持つと言われている
17世紀末に夏の離宮として建てられたゴシック様式が素敵な
ヴィラヌフ宮殿に併設されている美術館。
以前から行ってみたい国のひとつだったポーランド。
展覧会のお話を頂いた時は旅行がてら現地に足を運ぶ気満々で
お引き受けさせていたのですが、その後、セラフィオーレ作品展が
5月に決まり、制作に時間がかかることから渡航は断念。
いつかまたポーランドに行けるチャンスがあったら是非
行ってみたいな~ ♪
次回は5月にスペインで開催された展覧会の作品をご紹介させて頂きます♪