今日は4月にポーランドの首都ワルシャワにある国立美術館で
開催された展覧会『藝展』に出展した作品をご紹介させて頂きます。
本当は来週から始まる『国際平和美術展』にも出展する予定で、
そちらが終わってからブログでご紹介する予定でおりましたが、
ポーランドから日本への作品輸送に遅れが出て、展示することが
出来なくなった、代わりに別の作品を出展して欲しいと
主催者側より依頼されたのですが、もともとテーマにあうこの作品を
出展するということでお引き受けさせて頂いていたものですから
変わりのものを出すことは考えられず、非常に残念ではありますが、
急遽辞退させて頂くことと致しました。
一時、ブログにて国際平和美術展のご案内をさせて頂いておりましたが
こういった経緯により今は削除させて頂いております。
早くからハガキでご案内させて頂いていた方、こちらのブログを
拝見されてご興味をもたれていらっしゃった方、
大変申し訳ございません!!
なので会場にお越し頂いても私の作品はございませんので
ご理解の程、宜しくお願い致します。
では、気を取り直してご紹介させて頂きますね ♪♪♪
【宝 箱 ~平和への祈り~】
こちらの作品は日本の世界遺産である広島平和記念碑(原爆ドーム)を
モチーフに制作したカルトナージュ&セラフィオーレの作品です。
幼少期を広島で過ごし、平和記念資料館や祖母からの当時の貴重な話を
見聞きし、子供ながらに戦争の恐怖に震え平和を願ってやまなかったことを
今でも記憶しています。
終戦から70年以上経った現在でも、世界を見渡せば未だに国と国、
人と人との争いが続いており、日本で平凡に暮らせている毎日に
感謝しつつ、争い事を避け心穏やかに平和な日々が今後も続くよう
祈り制作致しました。
こちらの作品、、、見覚えがある方もいらっしゃると思います。
昨年開催された『宝箱』をテーマにしたアトリエカルトナージュの
作品展で初披露させて頂いたもの。
作品展にお越し下さった方はご存知かと思います。
当時、ポーランドの展覧会を視野に制作しておりまして、
今回ポーランド用に哀悼の意も表現したいと思い、白を基調にした
セラフィオーレのお花を追加致しました。
今回の『藝展』は日本とポーランドの国交樹立100周年を記念して
開催された展覧会。
なにか気持ちが込められる共通のテーマを見つけたいな~、と考えたのが
『負の世界遺産』でした。
日本では原爆ドーム、開催地のポーランドではアウシュビッツ強制収容所が
ありますよね。
テーマは暗く感じられるかもしれませんが、一人でも多くの方に
絶対に忘れてはいけない『負の世界遺産』に改めて関心を持って頂き、
過去、現在、未来を見つめなおして頂けるきっかけになればいいなぁ、
と思っています。
そんな思いを込めた作品、次回#2でこちらの作品がどうなっているのか?
をご紹介させて頂きますね!
お楽しみに~♪